雑記帳

思ったことを思ったままに

花とアリス殺人事件 今更見てみた。

花とアリス殺人事件を見ました。簡単な感想。

 

まず、面白かったです。岩井俊二監督の映画はよく言えばムード重視、悪く言えば雑で投げっぱなしなストーリーが多いのですが、この映画は話がきれいに収束しています。

ツイッターでも書いたとおり、映像は岩井俊二の映画をこれでもかって言うくらい再現しています。中でもロングショットで女の子をひたすら走らせるシーンはもう実写のシーンを想像してしまうほどです。

で、なんでアニメにしたのかって話ですが、おそらく、監督にはやりたい話とキャストがあって、それを実現させるためにアニメという手法をとったのだろうな。と想像します。

元の映画で主役を張った鈴木杏蒼井優はどちらも30近くで、実写で中学生役をやるには無理があります。

素直に考えたら、新しいキャストで望むことになります。でも、監督はこのキャストにこだわりたかったのでしょう。で、年齢の出にくいアニメというスタイルをとったのではないかと想像します。正直、鈴木杏さんの声は昔から少しハスキーで、大人となった今では声だけでもちょっと無理があります。ジブリの映画なんかでこれをやったら、声優をなめてるとか言って袋叩きにあうでしょう。参考:歩道橋から見ているのが鈴木杏さんです。

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でも、見てるうちになんとなくしっくり来てしまうのですから不思議なものです。

やはりこの二人あっての花とアリスなのでしょう。

実写の花とアリスを知らない人でも分かる話にはなってますが、実写を見るとより楽しめるかと思います。興味があればそちらもどうぞ。

 

それでは。

 

おまけ

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サムネイルの女性は鈴木蘭々さんが演じています。10歳ほど離れている主役組と彼女がクラスメートとして共演できるのもアニメならではですね。

彼女、出落ちではなくいい味出してます。詳細はアニメ本編で。